Society5.0に向けたオンライン学習およびAI・数理・データサイエンスと人材育成支援に関わる教育システム

教育システム情報学会(JSiSE)2020年度 特集論文研究会 プログラム

担当:学会誌編集委員会委員長 瀬田和久(大阪府立大学)
■テーマ:
Society 5.0に向けたオンライン学習およびAI・数理・データサイエンスと人材育成支援に関わる教育システム
■開催日時:
2021年3月20日(土)
■開催場所:
オンライン開催
■趣旨:
 新型コロナ感染症への社会的対処として,サイバー空間の積極的な活用がなされています.本研究会では,転換が加速する「Society 5.0時代に向けた教育システム」に関する研究発表を募集いたします.「Society 5.0」では,サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させるシステムにより,経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会が提唱されています.新型コロナ感染症の影響下でのオンライン学習の実践は,まさにSociety 5.0社会に向けた経験知を醸成しています.フィジカル空間に主軸があった学習活動がサイバー空間にも広く展開され,学習履歴のビッグデータ収集・蓄積・分析が加速することで,フィジカル空間での学びに対しても新しい価値創造の機運が高まっています.そのような分析に携わるAI・数理・データサイエンスに関わる知識とスキルを身に付けた人材育成も急務であり,それに関わる教育システムも,新しい社会への転換に強く寄与するものです.
■対象分野:
 開催延期となった東京五輪に向けたスポーツテック導入に基づく教育(トレーニング),また自治体では,コロナ感染の対処も含めオープンデータを活用した災害・防犯教育のシビックテックも見られ,幅広い分野の教育にレジリエントな社会の実現に向けたデジタルトランスフォーメーション(DX)が期待されます.今後のSociety 5.0時代への転換を見据え,高等教育機関等におけるAI・数理・データサイエンス教育等に関わる論文に加え,リカレント教育も含めた,今後の「Society 5.0」に向けた教育発展に寄与するオンライン学習の実践の研究発表を募集します.また,先行的な取り組みとしての情報教育(IoTを含むプログラミング,カリキュラム設計等),さらに,遠隔医療,農業,建設業も含めた幅広い分野の教育において,先端技術(5G・ロボット・ドローン・ブロックチェーン等)の活用を見据えた人材育成の支援の取り組みに関する教育システムの研究発表も広く募集いたします.
■参加申込および参加費等:
 研究会の発表者,共著者,聴講参加を問わず,全ての方は,できる限り事前の参加申込へのご協力をお願いします.なお,当日も本研究会が終了するまで参加登録いただけます.
登録していただいた方へは,特集論文研究会の開催用URL(ZOOM)を登録時の自動送信メールでお送りいたします.
 事前参加申込の登録を行う方は,以下より行ってください.
※研究会報告をご希望の方は,入金確認の都合上,3/18までに事前参加登録および入金してください.
事前参加申込はこちらから
※特集論文研究会は希望される発表者への閲読コメント作成のため,当日の閲読を希望されるオンライン口頭発表および,その質疑応答の様子をオンライン会議の録画機能を用いて,映像収録させていただきます.この点,あらかじめご承諾よろしくお願いいたします.
 なお,研究会への参加は無料ですが,発表者の方で研究報告の年間購読をされていない方には,当日分のオンライン研究報告集の購入(1,000円)をお願いしております.詳しくは以下のQ&Aを御覧ください.
https://www.jsise.org/society_research/participate/
上記に該当する方および研究報告の購入を希望される方は,上記事前参加申込URLより購入希望の旨を入力し,記載されている振込先口座情報に従って振込を行ってください.
アクセス方法については,研究報告の公知日以後にご登録いただいたメールアドレスにお知らせいたします.
なお,年間購読を希望される方は,次項「研究報告について」を参照してください.
■研究報告集について:
 研究報告は電子化されています.年間購読をお申し込みの会員の方は,研究会開催日の約1週間前から会員専用マイページで閲覧できます.非会員の方や,年間購読を申し込まれていない方で購入を希望される方は,jsise-post[at]bunken.co.jp([at]を@に置き換えてください) (担当: 教育システム情報学会事務局 木村) にメールでお申し込みください.振り込み先やアクセス方法などを折り返しご連絡いたします.
なお,年間購読(4,000円)をお申し込みいただくと,年6回の定例研究会と1回の特集研究会の計7回分の研究報告を読むことができます.申込方法等については,以下のページをご覧ください.
https://www.jsise.org/society_research/participate/
■タイムテーブル:
開会の挨拶(10:00-10:10):A会場(メインルーム)のみで実施
研究報告(全論文)
A会場(メインルーム)
[セッションA-1 10:10-12:10]
(A-1-1) 10:10-10:50
間食の食事内容の改善を促進する食育支援システムの開発

〇櫻井浩章(東京電機大学),中山洋(東京電機大学),藤倉純子(女子栄養大学)
(A-1-2) 10:50-11:30
自律的な英語多読学習を支援するMoodleプラグインの開発

ハーヴィー佳奈(松江工業高等専門学校),〇廣瀬誠(松江工業高等専門学校),篠村恭子(島根大学),服部真弓(松江工業高等専門学校)
(A-1-3) 11:30-12:10
議論の内省を促すリフレクション支援環境 -ドキュメントセマンティクスとマルチモーダル情報を活用して-

〇正野敦也(大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科),林佑樹(大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科),瀬田和久(大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科)
[セッションA-2 13:30-15:30]
(A-2-1) 13:30-14:10
VRコンテンツ制作研修の実施とその効果検証

〇斎藤正武(中央大学)
(A-2-2) 14:10-14:50
主体的な知識発見を促す観察学習支援システムの開発と評価

〇松田晃佑(大阪府立大学),林佑樹(大阪府立大学大学院),瀬田和久(大阪府立大学大学院)
(A-2-3) 14:50-15:30
仮想学習者参加によるオンライン学習環境「KadaMate / カダメイト」の構築とその効果

〇椎木卓巳(香川大学大学院),羅中偉(香川大学大学院),磯山敦(香川大学),卯木輝彦(フォトロン),國枝孝之(香川大学),米谷雄介(香川大学),後藤田中(香川大学),八重樫理人(香川大学)
[セッションA-3 15:40-17:40]
(A-3-1) 15:40-16:20
左官職人の技能継承支援システム構築に向けた 技能習得度判定の試み

〇大江孝明(香川大学),後藤田中(香川大学),蟹澤宏剛(芝浦工業大学),宮川優(芝浦工業大学),米谷雄介(香川大学),神田亮(香川大学),八重樫理人(香川大学),林敏浩(香川大学)
(A-3-2) 16:20-17:00
訪問看護ステーションの新任看護師の臨床経験(強み)を視覚化した人材育成ツールの検討

〇杣木佐知子(大阪医科大学、大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科),真嶋由貴惠(大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科),桝田聖子(大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科),中村裕美子(大阪府立大学看護システム先端技術研究所)
(A-3-3) 17:00-17:40
ICTを活用した看護教育コンテンツ作成に関するプラットフォームの開発

〇小池武嗣(聖隷クリストファー大学)
B会場(ブレイクアウトルーム1)
[セッションB-1 10:10-12:10]
(B-1-1) 10:10-10:50
総括的評価につながる学習評価の可視化と主体的な学習行動に関する考察

〇近藤伸彦(東京都立大学),畠中利治(福知山公立大学),松田岳士(東京都立大学)
(B-1-2) 10:50-11:30
自由記述のばらつきを考慮した学習場面ラベルによる高専学生の学習意識の定量化の試み

〇田中ゆみ(東北大学,仙台高等専門学校),三石大(東北大学),大河雄一(東北大学),本郷哲(仙台高等専門学校)
(B-1-3) 11:30-12:10
構造方程式モデリングによるオンライン講義における学習スタイルの分析

〇中川恵輔(北陸先端科学技術大学院大学),長谷川忍(北陸先端科学技術大学院大学)
[セッションB-2 13:30-15:30]
(B-2-1) 13:30-14:10
ラーニングテクノロジー専門家養成のためのカリキュラム改訂案:技術革新と社会変化への適応力を持つ教育テクノロジスト育成を目指して

〇喜多敏博(熊本大学大学院),松葉龍一(熊本大学大学院),戸田真志(熊本大学大学院),久保田真一郎(熊本大学大学院),長岡千香子(熊本大学大学院),中野裕司(熊本大学大学院),北村士朗(熊本大学大学院),合田美子(熊本大学大学院),平岡斉士(熊本大学大学院),江川良裕(熊本大学大学院),都竹茂樹(熊本大学大学院),鈴木克明(熊本大学大学院)
(B-2-2) 14:10-14:50
久留米工業大学における全学的AIリテラシー教育

〇小田まり子(久留米工業大学),八坂亮祐(久留米工業大学),原迅(久留米工業大学)
(B-2-3) 14:50-15:30
社会実装に主眼をおいたAI・データサイエンス教育の実践計画

〇谷岡広樹(徳島大学情報センター,徳島大学デザイン型AI教育研究センター)
[セッションB-3 15:40-17:40]
(B-3-1) 15:40-16:20
学士課程における発話分析可視化ツールを利用した授業設計教育の実践

〇大﨑理乃(東京都立産業技術大学院大学),笠井俊信(岡山大学),山田剛史(横浜市立大学)
(B-3-2) 16:20-17:00
非同期分散型の入学前教育おける効果的なグループワークの特徴分析

〇時田真美乃(信州大学),平井佑樹(信州大学),高野嘉寿彦(信州大学),小山茂喜(信州大学),勝木明夫(信州大学),新村正明(信州大学),松村宣顕(信州大学)
(B-3-3) 17:00-17:40
鉄棒熟達過程における協調的な対話についての検討

〇遠山紗矢香(静岡大学),山田雅之(九州工業大学),大海悠太(東京工芸大学)
C会場(ブレイクアウトルーム2)
[セッションC-1 10:10-12:10]
(C-1-1) 10:10-10:50
ビデオとオンラインレポートを活用した授業の オンデマンド化による学習効果の評価

〇仲林清(千葉工業大学,熊本大学)
(C-1-2) 10:50-11:30
小中高生向けプログラミング教室を対象とした対面授業とオンライン授業のケーススタディ

〇島崎俊介(電気通信大学),柏原昭博(電気通信大学)
(C-1-3) 11:30-12:10
オンライン型の反転授業モデルの一提案

〇笠原広夢(公立千歳科学技術大学大学院),高野泰臣(インフラトップ),上野春毅(公立千歳科学技術大学大学院),山川広人(公立千歳科学技術大学),小松川浩(公立千歳科学技術大学大学院)
[セッションC-2 13:30-15:30]
(C-2-1) 13:30-14:10
作業時間の見積もり能力と非認知能力

〇竹内俊彦(駿河台大学,CRET),若山昇(帝京大学,CRET),立野貴之(松蔭大学),山本美紀(帝京大学,CRET),草山太一(帝京大学)
(C-2-2) 14:10-14:50
オンライン学習における学習者の心理的プロセス: 2時点パネル調査に基づく分析

〇武田将季(静岡大学),須藤智(静岡大学),坂本孝丈(静岡大学),滑田明暢(静岡大学),小西達裕(静岡大学)
(C-2-3) 14:50-15:30
遠隔授業履修者支援を目的とした主体的学修と自尊感情・仮想的有能感との関係分析

〇白澤秀剛(東海大学)
[セッションC-3 15:40-17:40]
(C-3-1) 15:40-16:20
WeChatのミニプログラムによる五十音学習の試みー中国人日本語学習者を対象としてー

〇李佳憶(名古屋大学人文学研究科)
(C-3-2) 16:20-17:00
問題解決を学ぶゲームアプリの開発・評価ー問題発見の重要性への理解に着目してー

〇高橋徹(実践女子大学),高橋聡(関東学院大学),吉川厚(東京工業大学,立教大学)
閉会の挨拶(17:45-17:50):A会場(メインルーム)のみで実施
■お問い合わせ先:特集論文研究会担当委員 後藤田 中(香川大学)
E-mail: gotoda.naka[at]kagawa-u.ac.jp([at]の部分は,半角の @ に変えて下さい)