DX時代に向けた学習環境の変革/ヘルスケア分野におけるICT活用の高度化/一般

教育システム情報学会(JSiSE)2021年度 第1回研究会 プログラム

担当:加藤泰久、北村士郎、仲林清、真嶋由貴恵、松居辰則、森本容介(研究会委員会)
■テーマ:
DX時代に向けた学習環境の変革/ヘルスケア分野におけるICT活用の高度化/一般
※学習分析学会と合同で開催します。
■開催日時:
2021年5月8日(土)
■開催場所:
オンライン開催
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■趣旨:
 本年度第1回研究会は、「DX時代に向けた学習環境の変革/ヘルスケア分野におけるICT活用の高度化/一般」のテーマで実施いたします。
DX(デジタルトランスフォーメーション, Digital Transformation)とは、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」(経済産業省)とされています。教育や学習においてもDXは今後の重要な課題となります。DXの本質は、ICTの利活用をさらに高度化し、データ・技術・人間が共生して新たな価値を創出することです。そこで、本研究会では教育や学習におけるDX について多面的に議論したいと考えております。
「DX時代に向けた学習環境」に関しては、DX 時代に向けた大学や企業における人材開発や組織マネジメントとの連携、学習コンテンツ設計、インストラクショナルデザイン、品質評価、学習者支援、ブレンディッドラーニング、インフォーマルラーニングなどの方法論、eラーニングツール、システム、実践環境やモデルに関する提案・開発・応用など幅広いトピックに関する発表を募集いたします。さらに、教育におけるDXは学習データの活用が重要な課題となります。学習データの収集・分析・可視化に関する理論・技術・実践に関する幅広い発表を募集し、実効性の高い学習データの分析と利活用の可能性や課題についても議論したいと思います。
「ヘルスケア分野におけるICT活用の高度化」に関しては、マルチメディアを活用した e ラーニングが多くの医療系大学や病院などに導入され、膨大な知識の効率的な学習、新しい知識の定着、医療・看護技術の習得などで、高い学習効果が得られたことが報告されています。本研究会では、ヘルスケア分野において求められている高い実践能力をもつ人材の育成やナレッジマネジメント、学習者支援、学習コンテンツの設計、インストラクショナルデザイン、医療シミュレーション教材の開発や実践、医療サービスの質保証ならびに質評価、e ラーニング教材制作、臨床や教育機関での実践・運営環境、著作権処理に関する様々なトピックを扱い、この分野における専門職教育に必要な知識や技能を習得するための ICT 活用教育方法、さらにはその高度化の可能性について、議論を進めていきたいと思います。
その他、教育システムに関する幅広い分野からの発表も歓迎致します。初中等教育、高等教育、企業教育などの分野から、多くの方々の発表をお待ちしております。
■参加申込:
研究会参加には、研究報告の年間購読または購入が必要となります。ただし、聴講のみを希望する学生会員は研究報告を購入する必要はありません。
研究報告の購入は、下記の「申込者ログイン」よりログインし、「参加申込」を選択してください。
システムの都合上、研究報告の購入とは記載されておりませんが、参加申込でのお支払いが研究報告の購入となります。
申込者ログイン
研究報告の購入費用は、1,000円です。
研究会への参加と研究報告の購入・閲覧については、こちらをご覧ください。
■タイムテーブル:
研究報告(全論文)
原稿ありの発表時間25分(発表17分、質疑7分、入れ替え1分)
原稿なしの発表時間は15分
[A会場]
10:15~10:30 開会挨拶
10:30~11:35
セッションA-1
(A-1-1) 10:30~10:55
LINEチャットボットを用いた自己肯定感を高めるシステムの提案

〇三上滉史(大坂府立大学),真嶋由貴惠(大坂府立大学),桝田聖子(大坂府立大学)
(A-1-2) 10:55~11:20
チャットボットを用いた医療職の業務支援ツールの基本設計の検討

〇北川周子(熊本大学),増永恵子(熊本大学),八木街子(熊本大学),喜多敏博(熊本大学)
(A-1-3) 11:20~11:35 (原稿なし発表)
FIDO2セキュリティキーによる2要素認証およびパスワードレス環境の実現と出席管理への応用

〇杉本理(城西大学),仰木裕嗣(慶應義塾大学)
11:35~12:50 休憩
12:50~13:50
招待講演 座長:仲林清(千葉工業大学)
DX時代に向けたインストラクショナルデザインによる教育パラダイムの変革 ~2人のIDerの10年間の企業実践事例から~

講演者:
森田晃子(サンライトヒューマンTDMC株式会社,熊本大学大学院)
北村隆始(テルモ株式会社)
13:50~14:15 休憩
14:15~15:30
セッションA-2
(A-2-1) 14:15~14:40
産学連携PBL科目における企業担当者が学習者に与える影響の考察 -プロジェクトマネジメントおよびTCI理論による分析-

〇石田百合子(熊本大学),松葉龍一(熊本大学),仲林清(千葉工業大学,熊本大学)
(A-2-2) 14:40~15:05
ARCSモデルを活用した下肢筋力低下予防のためのリフティングトレーニングシステムの評価

〇丸井一輝(大阪府立大学大学院),真嶋由貴惠(大阪府立大学大学院),桝田聖子(大阪府立大学大学院)
(A-2-3) 15:05~15:30
議論における発言の仕分けに着目したファシリテーションの学習手法

〇新目紗也(千葉工業大学大学院),仲林清(千葉工業大学)
15:30~15:45 休憩
15:45~17:00
セッションA-3
(A-3-1) 15:45~16:10
福祉専門職養成教育における実習及び実習指導でのICT活用に関する先行研究レビュー

〇坂本毅啓(北九州市立大学)
(A-3-2) 16:10~16:35
車いすによる段差乗り越え介助に関する技術指標と教育システムの考案

〇崎山琴音(大阪府立大学大学院),真嶋由貴惠(大阪府立大学大学院),桝田聖子(大阪府立大学大学院)
(A-3-3) 16:35~17:00
カラオケによる若者の認知機能・精神面の変化に関する研究~デジタル認知症の予防教育プログラムの開発に向けて~

〇中﨑花音(大阪府立大学),真嶋由貴惠(大阪府立大学),桝田聖子(大阪府立大学)
17:00~17:10 休憩
17:10~17:40
セッションA-4
(A-4-1) 17:10~17:25 (原稿なし発表)
オンライン模擬カルテシステムを利用した主体的で対話的な学習の試み

〇川村晃市(神戸大学大学院国際文化学研究科),ウイリアムソン彰子(神戸大学医学部附属病院看護部),執行健人(神戸大学大学院国際文化学研究科)
(A-4-2) 17:25~17:40 (原稿なし発表)
医学生・看護学生に対する「数理・データサイエンス・AI 教育プログラム(リテラシーレベル)」の授業構築に関する取り組みと考察

〇坂田信裕(獨協医科大学),上西秀和(獨協医科大学),坂東宏和(獨協医科大学),山下真幸(獨協医科大学)
17:40~17:50 閉会挨拶
[B会場]
10:30~11:20
セッションB-1
(B-1-1) 10:30~10:55
確率分野の文章題を対象とする作問学習手法

〇渋間澄子(千葉工業大学大学院),仲林清(千葉工業大学)
(B-1-2) 10:55~11:20
小学生のプログラミング思考過程の調査

〇財田和季(千葉工業大学大学院)
14:15~15:30
セッションB-2
(B-2-1) 14:15~14:40
ハイフレックス型授業における出席管理の1例

〇讃岐勝(筑波大学),柳川信(筑波大学),片山京子(筑波大学)
(B-2-2) 14:40~15:05
グループディスカッション遠隔指導支援のためのSHAP値による特徴量重要度の分析

〇小松眞子(高知工科大学),髙田知裕(高知工科大学),根子稚絢(NRIシステムテクノ),卯木輝彦(フォトロン),敷田幹文(高知工科大学)
(B-2-3) 15:05~15:30
観点を反映した深層学習および強化学習による学術論文の自動要約生成

Li Jinghong(北陸先端科学技術大学院大学),太田光一(北陸先端科学技術大学院大学),〇長谷川忍(北陸先端科学技術大学院大学)
15:45~
セッションB-3 JASLAセッション
セッションB-4 JASLAセッション
■お問い合わせ先:
松居辰則(早稲田大学、第1回研究会担当委員)
E-mail: matsui-t@waseda.jp(「@」の部分は、半角の「@」に変えて下さい)