多様なスキルの開発を支える学習デザインとその支援技術/一般

教育システム情報学会(JSiSE)2023年度 第4回研究会 プログラム

担当:小尻智子、長谷川忍、柏原昭博、曽我真人、松浦健二(研究会委員会)
■テーマ:
多様なスキルの開発を支える学習デザインとその支援技術/一般
■開催日時:
2023年11月12日(日)
■開催場所:
香川大学 情報メディアセンター 1F コモンズスペース
香川県高松市幸町2番1号
アクセス
https://www.itc.kagawa-u.ac.jp/access/
■趣旨:
 本年度第4回研究会は「多様なスキルの開発を支える学習デザインとその支援技術」のテーマで実施いたします.
 本研究会ではこれまで,スキルを対象としたテーマで継続的に研究会を実施してきており,動作や技能,スポーツなどに代表される身体スキル,経験知やメタ認知などを対象とした認知スキルなどの多様なスキルを対象に,学習デザインやその支援技術について議論してきました.スキルは暗黙的な活動であり,対象領域固有の知識や学習方法論が必要な場合もあり,その効率的・効果的な習得にはまだ多くの支援の可能性があります.
 一方で,スキル学習支援の発展には情報技術による寄与も大きく,新しい情報技術の開発に伴って様々な学習デザインが提案されてきました.特に,Kinectなどの安価なモーションキャプチャ装置やセンサは,身体スキルのパフォーマンスの評価やそれに伴った身体スキルの学習環境を大きく変化させました.また,近年のVR技術やロボットの普及も,新しいインタラクションを伴った学習方法論を生み出しています.XR技術や生成系AIなどの近年の目覚ましい技術の発展により,新たな可能性をもたらす学習環境や学習方法論の実現が期待されます.
 本研究会では,スキルの学習デザインと,新しい情報技術を含むその支援技術について広く深く議論したいと思います.また、本テーマに沿った内容に限らず,本学会の取り扱う領域における一般の研究発表も受け付けますので,多くの皆様からのご発表の申込みを期待しています.
■発表時間等:
発表時間は25分(発表17分、質疑7分、入れ替え1分)です.
■発表申込および研究会への参加方法:
研究発表および研究会参加には、研究報告の年間購読(4,000円/年)または各回の研究報告の購入(1,000円/回)が必要となります。ただし、聴講のみを希望する学生会員は研究報告を購入する必要はありません。
〇発表者
発表申込および原稿提出は、下記「申込者ログイン」よりお願いします。
また、事前参加申込(研究報告の購入)は2023年10月12日9時に開始します。
開始時刻以降に、下記「申込者ログイン」から手続きしてください。
〇聴講のみを希望する学生会員
聴講のみを希望する学生会員は、「申込者ログイン」での手続きは行わず、下記の問い合わせ先まで直接メールでご連絡ください。
〇上記以外の参加者
事前参加申込(研究報告の購入)は2023年10月12日9時に開始します。
開始時刻以降に、下記「申込者ログイン」から手続きしてください。
クレジットカード払いであれば当日まで事前参加申込が可能です。それ以外の支払い方法は11月4日まで選ぶことができますが、支払期間内に入金しないと参加申込が確定となりません。支払期間は完了通知メールに記載されますので、必ずご確認をお願いいします。
申込者ログイン
〇現地での参加申込
当日の受付での参加申込は行いません。参加を予定している方は必ず事前参加申込を行ってください。クレジットカード払いの場合は、当日の事前参加申込も可能です。
■プログラム
研究報告(全論文)

10:00-10:05
開会挨拶
<セッション1>
10:05-10:30
(1)学術論文を入力とする観点を反映した要約生成システムの構築
 〇田邉肇比古(北陸先端科学技術大学院大学),リ ケンコン(北陸先端科学技術大学院大学),長谷川忍(北陸先端科学技術大学院大学)
10:30-10:55
(2)言語活動を取り入れた授業における形態素解析を用いた「指導と評価の一体化」への試み 高等学校「物理基礎」の知識習得の授業を例として
 〇棟田陽(広島市立大学 大学院),永山忍(広島市立大学 大学院),市原英行(広島市立大学 大学院),井上智生(広島市立大学 大学院)
10:55-11:20
(3)算数文章題乗除の統合的 解釈と学習課題化
 〇平嶋宗(広島大学)
11:20-12:30 昼食
<セッション2>
12:30-12:55
(4)自動車修理業における指導の実態調査と 指導者支援システムの提案
 〇高井由佳(大阪産業大学).岸木翔太朗(大阪産業大学),池元茂(ボデーガレージイケモト)
12:55-13:20
(5)肢体不自由者のための自立活動支援アプリケーション-ユーザーサポート機能の拡充-
 〇佐野颯舞(国立東京工業高等専門学校),土方啓寿(国立東京工業高等専門学校),吉本定伸(国立東京工業高等専門学校),谷本式慶(東京都立村山特別支援学校)
13:20-13:45
(6)錯視画像作成教材VisioCraft の開発
 〇小林伸行(山陽学園大学),児玉太一(岡山県立大学),高橋功(山陽学園大学)
13:45-13:55 休憩
<セッション3>
13:55-14:20
(7) 物理現象を題材としたバーチャル遊び場創りによるプログラミング教育の実践
 〇田代穂香(長崎大学/長崎純心大学),土手絢心(長崎大学),北村史(長崎大学),瀬戸崎典夫(長崎大学)
14:20-14:45
(8) プログラミング的思考力を育むための小学校プログラミング授業支援-児童の主体的な学びを目指した授業教材の改良-
 〇伊西瑠奈(東京工業高等専門学校),市岡徹郎(東京工業高等専門学校),吉本定伸(東京工業高等専門学校),鈴木雅人(東京工業高等専門学校)
14:45-15:10
(9) 小学校向け安全マップ活動支援 システム -ユーザビリティ向上のための機能改良-
 〇小野寺星(東京工業高等専門学校),菊地花梨(東京工業高等専門学校),倉持宏斗(東京工業高等専門学校),吉本定伸(東京工業高等専門学校)
15:10-15:15
閉会挨拶

※昼食ですが,学内の食堂と近隣の飲食店の多くが定休日となります.会場内は飲食可能ですので,お昼を持参することをご検討ください.
なお,飲料自販機は会場近くにございます.

■お問い合わせ先:
小尻智子(関西大学システム理工学部)
E-mail : kojiri[at]kansai-u.ac.jp([at]の部分を半角の「@」に変えて下さい。)