「答えのない課題の解決に挑む学び」 を支える教育システム・デザイン

教育システム情報学会(JSiSE)2022年度 特集論文研究会 プログラム

担当:学会誌編集委員会委員長 瀬田和久(大阪公立大学)
■テーマ:
「答えのない課題の解決に挑む学び」 を支える教育システム・デザイン
■開催日時:
2023年3月18日(土)
■会場:
北九州市立大学 北方キャンパス 本館4F (対面およびオンラインのハイブリッド開催を予定)
*なお、COVID-19の感染状況により,オンライン開催のみとなる可能性もあります.開催形式の変更がある場合,jnews,SNSなどにより告知いたします.
*発表申込後,発表を対面で行うか,オンラインで行うかの事前申請フォームをお送りしますので、どちらの方法でご発表予定かをお知らせください.また、発表方法に応じてプログラム編成を行いますので,各種締め切りの延長は行われません.締め切り日を必ずご確認ください.
■発表申込締切:
2023年1月10日(火)
■原稿提出締切:
2023年2月10日(金)
■趣旨:
 現代は,先行きが見通せない予測困難な時代,また持続可能な未来のために劇的な社会変革が求められる時代でもあります.従来からの価値のみに縛られず,新たな課題の発見・解決を通じた「価値創造」に対応できる人材の重要性が増してきています.それとともに,価値観が多様化し,複雑さを増す現代という時代において,一人ひとりが自身および他者の良さや可能性を認めつつ,協働的に社会の課題へ取り組む必要性も謳われています.このような時代・社会からの要請に対して,「答えのない課題解決に挑む」人材をどのように育成していくのか,は我々にとって喫緊の課題の一つと言えます.そこで,答えのない課題解決に挑む学びを促進し,支援するため教育システム・デザインの提案・実践や,それらの取り組みを加速するための教育DXに寄与する先行的な取り組みに注目します.
■対象分野:
 「課題解決プロセス(課題の定義や解決,評価)」「創造性・創造的問題解決」「研究開発(R&D)」などに関連した取り組みの他,価値創造ができる人材育成のカギと考えられる「主体的な学び」「協働的な学び」「個別最適な学び」の実現に向けた取り組みなどの発表を広く募集します.ここには,「問題解決支援」「PBL」「ディスカッション支援」「アイディアソン・ハッカソン」「グループ学習」「ポートフォリオ」「パフォーマンス評価」「リフレクション」「メタ認知」「学習科学」「デザイン研究」など多くのキーワードと関わる研究が含まれます.またこれらを支える技術の在り方としてICT活用・先進的学習支援技術・教育DXの観点からの研究も歓迎いたします.
■閲読コメントの希望:
 特集論文研究会ではご希望の発表者に対して 論文投稿に向けてご参考頂く閲読コメント※をお渡ししております.閲読コメントをご希望頂いた場合は,通常より長めの 20 分の質疑応答時間が割り当てられます.
有意義な閲読コメントを著者へお渡しできるようにするため,閲読を希望された口頭発表および質疑応答の様子のみ映像収録させていただきます.これら映像は,閲読を希望する発表者,閲読者の皆様が閲覧できる形で共有させていただきます.閲読者(1発表につき2名)へは,研究会原稿と共に収録映像をご確認いただき,より有意義な内容となるようコメントの作成をお願いいたします.映像の収録および閲読者との共有に関して,あらかじめご承諾よろしくお願いいたします.なお,閲読コメントの希望については,講演申込時にシステムの「閲読コメント希望」について「有」また「無」を選択してください.作成された閲読コメントの発表者への提供は,研究会終了後の4月10日(月)頃を予定しています.
■発表申込および研究会への参加方法:
研究発表および研究会参加には,研究報告の年間購読(4,000円/年)または各回の研究報告の購入(1,000円/回)が必要となります.ただし,聴講のみを希望する学生会員は研究報告を購入する必要はありません.
ハイブリッド開催を予定しております.オンラインでの発表とその聴講に利用されるZoomのアクセス先は、参加申込時に送信されるメールに記載いたします(なお,対面発表については現地(対面)でのみ聴講可能となりますのでお気をつけください).
〇発表者
発表申込および原稿提出は,下記「申込者ログイン」よりお願いします.
また,事前参加申込(研究報告の購入)は2023年2月11日9時に開始します.
開始時刻以降に,下記「申込者ログイン」から手続きしてください.
〇聴講のみを希望する学生会員
聴講のみを希望する学生会員は,「申込者ログイン」での手続きは行わず,末尾の問い合わせ先まで直接メールでご連絡ください.
〇上記以外の参加者
事前参加申込(研究報告の購入)は2023年2月11日9時に開始します.
開始時刻以降に,下記「申込者ログイン」から手続きしてください.
申込者ログイン
■発表時間
閲読希望ありのご発表は「40分」(発表20分,質疑応答20分)を予定しております(下記タイムテーブル中,発表者氏名の前に〇がついているご発表)
閲読希望なしのご発表は「25分」(発表20分,質疑応答5分)を予定しております(下記タイムテーブル中,発表者氏名の前に●がついているご発表)
なお,対面発表(対面セッション1-1から対面セッション2-3)については現地(対面)でのみ聴講可能となります(配信を行いません)ので,あらかじめご了承ください.
■タイムテーブル
研究報告(全論文)

◇受付:10:00〜10:30
[特集第一会場(対面会場)]
◇開会挨拶 10:30-10:40
◇対面セッション1-1 [10:40-12:20]
(1-1-1) 10:40-11:05
プログラミングの文章問題を対象とした定式化による解法の理解を促す学習支援システムの開発・評価
●白髭虹輝(東京工芸大学),松爲泰生(東京工芸大学大学院),東本崇仁(東京工芸大学)
(1-1-2) 11:05-11:30
プログラミングにおける補助問題を用いた複雑な課題の理解を促す課題系列の提案とそのシステムの開発・評価
●増田敢太(東京工芸大学),前田新太郎(東京工芸大学大学院),東本崇仁(東京工芸大学)
(1-1-3) 11:30-11:55
対戦型ビデオゲームをプレイすることによる情報処理能力向上の可能性の検討
●三宅瑞樹(東京工芸大学),東本崇仁(東京工芸大学)
(1-1-4) 11:55-12:20
コード共有プラットフォームにおける戦略性を考慮した評価指標の提案と実装
●前田新太郎(東京工芸大学大学院),古池謙人(東京工芸大学大学院),東本崇仁(東京工芸大学)
◇昼食 12:20-13:30
◇対面セッション1-2 [13:30-15:30]
(1-2-1) 13:30-14:10 ☆
Web調べ学習おけるリフレクション支援のためのコンテキストアウェアな問題生成手法の評価
〇加藤慎融(電気通信大学大学院),柏原昭博(電気通信大学大学院)
(1-2-2) 14:10-14:50 ☆
学術文献におけるテキスト分析タスクのためのデータセット自動構築システムの開発
〇JINGHONG LI(北陸先端科学技術大学院大学),太田光一(北陸先端科学技術大学院大学),谷文(北陸先端科学技術大学院大学),長谷川忍(北陸先端科学技術大学院大学)
(1-2-3) 14:50-15:30 ☆
学修活動に応じた視覚的アプローチによる子ども向けリフレクション支援システム
〇後藤由翔(東京情報大学),河野義広(東京情報大学),河野由香(Candy)
◇休憩 15:30-15:45
◇対面セッション1-3 [15:45-17:05]
(1-3-1) 15:45-16:25 ☆
勉強無効感尺度の開発に向けた因子構造と妥当性の検討
〇白澤秀剛(東海大学),岩屋裕美(川崎市立看護大学)
(1-3-2) 16:25-17:05 ☆
工業高等専門学校における障害者支援装置開発と7年間一貫実践教育
〇片山英昭(舞鶴工業高等専門学校),丹下裕(舞鶴工業高等専門学校),竹澤智樹(舞鶴工業高等専門学校),舩木英岳(舞鶴工業高等専門学校)
◇閉会挨拶 17:05~17:15(第一会場のみで実施)
[特集第二会場(対面会場)]
◇対面セッション2-1 [10:40-12:20]
(2-1-1) 10:40-11:05
ビジュアルコンテンツ比較による協調型プログラミング学習の試み -中小IT企業における社内リカレント教育を例に-
●Thanh Ha Nguyen(神戸大学大学院),清光英成(神戸大学大学院),大月一弘(神戸大学大学院)
(2-1-2) 11:05-11:30
授業アーカイブに対する映像分析フィードバックの半自動化を活用したSCOT支援の提案
●土屋琴未(香川大学),後藤田中(香川大学),小林雄志(東京大学),米谷雄介(香川大学),國枝孝之(香川大学),八重樫理人(香川大学),林敏浩(香川大学)
(2-1-3) 11:30-11:55
メタ学習スキル育成プログラムのデザイン原則の検討
●油谷知岐(大阪府立大学大学院),瀬田和久(大阪公立大学大学院),林佑樹(大阪公立大学大学院)
(2-1-4) 11:55-12:20
教材化のための身体動作映像に対するアノテーション付与の検討
●近藤愛鈴(香川大学),田中凌太(香川大学),後藤田中(香川大学),李セロン(香川大学),林敏浩(香川大学)
◇昼食 12:20-13:30
◇対面セッション2-2 [13:30-15:30]
(2-2-1) 13:30-14:10 ☆
ビデオ視聴と自他レポート吟味による批判的思考力育成のための授業設計評価
〇仲林清(千葉工業大学,熊本大学)
(2-2-2) 14:10-14:50 ☆
創造的問題解決における他者との協調における創造性の発揮の検証-グループ(3人組)と個人の比較-
〇高津遥(大阪大学大学院),後藤崇志(大阪大学大学院)
(2-2-3) 14:50-15:30 ☆
音楽の授業の効果を日常的に測定するICTツールの利用法の開発
〇沖林洋平(山口大学),高橋雅子(山口大学)
◇休憩 15:30-15:45
◇対面セッション2-3 [15:45-17:00]
(2-3-1) 15:45-16:10
会話に関する情報を利用した相手の主張の推理スキルの育成を目指した会話形式学習支援システム
●乙成仁未(東京工芸大学),東本崇仁(東京工芸大学)
(2-3-2) 16:10-16:35
力学の立式に用いる力の要素に着目した物理現象の可視化による学習支援システム
●関川千紗子(東京工芸大学),相川野々香(東京工芸大学院),東本崇仁(東京工芸大学)
(2-3-3) 16:35-17:00
誤りの可視化システムのフィードバックに対する発話プロトコル分析と考察
●中村祐希人(東京工芸大学),東本崇仁(東京工芸大学)
[特集第三会場(オンライン会場)]
◇接続確認 10:00-10:30
◇オンラインセッション3-1 [10:40-12:25]
(3-1-1) 10:40-11:20 ☆
ICT活用型防災フィールドワークが地域の特徴の理解に与える効果の検討
〇畠山久(東京工業大学),永井正洋(東京都立大学),室田真男(東京工業大学)
(3-1-2) 11:20-12:00 ☆
ローコード・ノーコードに基づくオープンデータ/オープンIoTの構築を支援するソフトウェアコンポーネントの開発
〇廣瀬雅也(香川大学),米谷雄介(香川大学),樋川直人(かがわ県民情報サービス),長坂友則(日本電気),李セロン(香川大学),山本高広(香川大学),高橋亨輔(香川大学),後藤田中(香川大学),國枝孝之(香川大学),紀伊雅敦(香川大学),八重樫理人(香川大学)
(3-1-3) 12:00-12:25
「探究とは何か」の受講高校生の傾向
●宮下伊吉(三重大学)
◇昼食 12:25-13:30
◇オンラインセッション3-2 [13:30-14:50]
(3-2-1) 13:30-14:10 ☆
COVID-19をテーマとした医療福祉情報系分野連携遠隔PBL授業
〇片岡竜太(昭和大学),二瓶裕之(北海道医療大学),小原眞知子(日本社会事業大学)
(3-2-2) 14:10-14:50 ☆
対話モデルを用いた授業の発話分析とシーンの可視化
〇大西朔永(岡山理科大学大学院),椎名広光(岡山理科大学),保森智彦(岡山理科大学)
■お問い合わせ先:
編集委員 山崎 治(千葉工業大学)
E-mail: yamazaki[at mark]net.it-chiba.ac.jp
([at mark]の部分は,半角の「@」に変えて下さい)