DX・AI時代の学習環境/ヘルスケア分野のDX人材育成/一般

教育システム情報学会(JSiSE)2025年度 第1回研究会 プログラム

担当:大河雄一,加藤泰久,近藤伸彦,杣木佐知子,真嶋由貴恵,東本崇仁,森本容介(研究会委員会)
■テーマ:
DX・AI時代の学習環境/ヘルスケア分野のDX人材育成/一般
■開催日時:
2025年5月24日(土)
■開催場所:
東京都立大学南大沢キャンパス
https://www.tmu.ac.jp/campus_guide/access.html
※本研究会は対面のみで実施します。

■趣旨:
 2025年度第1回研究会は,「DX・AI時代の学習環境/ヘルスケア分野のDX人材育成/一般」のテーマで実施いたします。
 DX(デジタルトランスフォーメーション)の概念が浸透し,様々な分野でDXに取り組まれています。また,生成AIに代表されるAIの普及も進んでいます。DXは,ICTの利活用をさらに高度化し,データ・技術・人間が共生して新たな価値を創出することが本質です。DXの促進にAIが活用され,DXが進むことでAIが進歩するなど,DXとAIは相互補完的な関係にあります。教育・学習分野においても,DX,AIの活用は重要な課題となります。本研究会では,教育や学習におけるDX・AIについて多面的に議論したいと考えております。DX・AI時代における人材開発,学習コンテンツ設計,品質評価,学習者支援,ブレンデッドラーニング・インフォーマルラーニングなどの方法論,eラーニングツール・システムなど幅広いトピックに関する発表を募集いたします。
 「ヘルスケア分野のDX人材育成」に関しては,ヘルスケア分野において求められる高い実践能力をもつ人材の育成やナレッジマネジメント,医療シミュレーション教材の開発や実践,医療サービスの質保証ならびに質評価,eラーニング教材制作,臨床や教育機関での実践・運営環境,著作権処理などの様々なトピックを想定しております。この分野の専門職教育におけるICT活用,さらにはこの分野におけるDX人材について議論したいと考えております。
 その他,教育システムに関する幅広い分野からの発表も歓迎いたします。
■発表時間等:
第1回研究会では,論文形式の原稿を伴わない発表も受け付けます。各種の実践事例やシステム・製品に関して,気軽に情報提供を行い聴衆の方と意見交換を行いたい方は,ぜひご活用下さい。
通常の発表(原稿あり)は25分(発表17分,質疑7分,入れ替え1分)を,原稿なし発表は15分(発表,質疑,意見交換等を自由にアレンジ)を予定しております。
■発表申込および研究会への参加方法:
研究発表および研究会参加には,研究報告の年間購読(4,000円/年)または各回の研究報告の購入(1,000円/回)が必要となります。ただし,聴講のみを希望する学生会員は研究報告を購入する必要はありません。
〇発表者
発表申込および原稿提出は,下記「申込者ログイン」よりお願いします。
また,事前参加申込(研究報告の購入)は2025年4月25日9時に開始します。
開始時刻以降に,下記「申込者ログイン」から手続きしてください。
〇聴講のみを希望する学生会員
聴講のみを希望する学生会員は,「申込者ログイン」での手続きは行わず,末尾の問い合わせ先まで直接メールでご連絡ください。
〇上記以外の参加者
事前参加申込(研究報告の購入)は2025年4月25日9時に開始します。
開始時刻以降に,下記「申込者ログイン」から手続きしてください。
クレジットカード払いであれば当日まで事前参加申込が可能です。それ以外の支払い方法は2025年5月17日まで選ぶことができますが,支払期間内に入金しないと参加申込が確定となりません。支払期間は完了通知メールに記載されますので,必ずご確認をお願いいたします。
申込者ログイン
※研究会申込システムの利用方法はこちら
講演申込・原稿投稿方法
〇現地での参加申込
現地受付での参加申込はできません。参加を予定している方は必ず事前参加申込を行ってください。クレジットカード払いの場合は,当日でも事前参加申し込みが可能です。

■プログラム

研究報告(全論文)

【A会場:1号館103】
<セッションA-1>
10:30-10:55
(A-1-1)複数の博物館を巡るリベラルアーツ教育の実践:プロジェクト・ベースド・リベラルアーツの構築を目指して
〇田中孝治,野見山桜,鯉沼晴悠,勝原基貴,新聖子,浦正広(金沢工業大学)
10:55-11:20
(A-1-2)声楽指導者が歌声の成長評価で着目する「特徴的母音」に関する暗黙知の形式知化の試み ~〈Caro mio ben〉におけるcessa /e/と tanto /a/の場合~
〇池田京子(椙山女学園大学,信州大学大学院),山口道子,小畑朱実,谷友博(武蔵野音楽大学),山下泰樹(長野県工科短期大学校),寺内大晴(信州大学大学院),永井孝(ものつくり大学),召田優子(長野工業高等専門学校),香山瑞恵(信州大学)
11:20-11:45
(A-1-3)作品共有により主体的な学びと協働学習を促すSTEAM教材:PICAPICA-SHARE の提案
〇塩澤昂(信州大学大学院),永井孝(信州大学,ものつくり大学),舘伸幸,香山瑞恵(信州大学)
11:45-12:00
(A-1-4)AIボイスレコーダーを用いた授業中の児童の発話の要約と試行的評価 (原稿なし発表)
〇三井一希(山梨大学),板垣翔大(宮城教育大学),大久保紀一朗(京都教育大学),佐藤和紀(信州大学),泰山裕(中京大学),堀田龍也(東京学芸大学)
【B会場:1号館104】
<セッションB-1>
10:30-10:55
(B-1-1)データサイエンス入門の授業後アンケート調査分析
〇仲田知弘(文京学院大学),ゲルゲル クラウディア(お茶の水女子大学)
10:55-11:20
(B-1-2)社会変化とイノベーションの観点から自律的学習者の育成を目指す医療系データサイエンス科目の実践
〇多賀万里子(日本薬科大学)
11:20-11:45
(B-1-3)学校救急処置記録における生成系AIによる分類の可能性
〇博田光(筑波大学大学院),讃岐勝(筑波大学)
11:45-12:00
(B-1-4)生成AIを活用した試験問題作成システムの開発 (原稿なし発表)
〇北川周子(エデュプレイ),菅原のびすけ(dotstudio)
【1号館101】
13:00-14:20
50周年企画講演会「学習分析の最前線と学会への期待」(1号館101)
講演者:松居辰則先生(早稲田大学),田村恭久先生(上智大学)
司会:真嶋由貴恵(大阪公立大学教授)
【A会場:1号館103】
<セッションA-2>
14:30-14:55
(A-2-1)看護師の多重課題時における援助要請訓練のためのエデュテインメント教材による実証実験結果
〇白澤秀剛(東海大学),岩屋裕美(川崎市立看護大学),前田洋子(愛知県立総合看護専門学校),徳永智美(中部ろうさい病院)
14:55-15:20
(A-2-2)平均歩行速度が異なる高齢者2群における歩行周期の時系列データの特徴に関する基礎的検討
〇和田愛未,脇谷大志(信州大学大学院),永井孝(信州大学,ものつくり大学),舘伸幸,香山瑞恵(信州大学)
15:20-15:35
(A-2-3)看護基礎教育における自己調整学習を促進する自動フィードバックツールの構想と試行(原稿なし発表)
〇遠藤良仁,小嶋美沙子,高屋敷麻理子,工藤朋子(岩手県立大学)
<セッションA-3>
15:45-16:10
(A-3-1)看護師への実習説明に用いたH5P教材利用に関する学習分析
〇八木街子,淺田義和,佐々木彩加,村松真吾,村上礼子(自治医科大学)
16:10-16:35
(A-3-2)メタバースと仮想空間を活用した次世代看護教育 ~CGによるデジタルシミュレーション環境の構築と展望~
〇小池武嗣(聖隷クリストファー大学),真嶋由貴恵(大阪公立大学大学院)
16:35-16:50
(A-3-3)解剖模型の演習を多人数で実施するための授業設計の工夫 ー 3Dモデルと謎解きゲームの導入による実施の可能性について ー (原稿なし発表)
〇古堅裕章(九州看護福祉大学,熊本大学),久保田真一郎,合田美子(熊本大学)
【B会場:1号館104】
<セッションB-2>
14:30-14:55
(B-2-1)プログラミングを対象としたサブゴール学習環境における援助要請行動パターン
〇古池謙人(東京理科大学),マジュンダール リトジット(熊本大学),東本崇仁(千葉工業大学),堀口知也(神戸大学),平嶋宗(広島大学)
14:55-15:20
(B-2-2)学習行動情報を利用した学習過程の把握と活用 – 質問支援とプログラミング能力測定 –
〇清光英成,王笑難,グエン ハ タン(神戸大学),孫一(神戸情報大学院大学),大野麻子(神戸大学),浅羽修丈(北九州市立大学)
15:20-15:35
(B-2-3)プログラミング学習サービス「paizaラーニング」が学校現場で果たす役割(原稿なし発表)
〇小倉直樹(paiza,熊本大学大学院)
<セッションB-3>
15:45-16:10
(B-3-1)小学生のモデリング学習過程についてのプロセスマイニングによる基礎的検討
〇朴時穏(信州大学大学院),香山瑞恵(信州大学),各務正太郎(信州大学大学院),永井孝(信州大学,ものつくり大学),舘伸幸(信州大学)
16:10-16:35
(B-3-2)モデリング学習支援環境における機能拡張とその機能評価
〇各務正太郎(信州大学大学院),香山瑞恵,舘伸幸(信州大学),永井孝(ものつくり大学)
16:35-16:50
(B-3-3)プログラミングの授業実践を通じて育成する情報活用能力の分類 (原稿なし発表)
〇丸山雅貴(日本国際学園大学)
■懇親会のご案内:
研究会後に懇親会を開催します。参加を希望される方は、【5月21日(水)】までに、以下のフォームからお申し込みください。
参加申し込みフォーム
日時:5月24日(土) 17:30~
会場:南大沢駅周辺
会費:5,000~6,000円を予定しております。当日、担当委員に現金でお支払いください。

■お問い合わせ先:
森本容介(放送大学,第1回研究会担当委員)
E-mail : morimoto [at] ouj.ac.jp([at]の部分を半角の「@」に変えて下さい.)