eラーニング環境のデザインと組織マネージメント/医療・看護・福祉分野におけるICT利用教育/一般

教育システム情報学会(JSiSE) 2012年度第1回研究会のお知らせ(第2報)

教育システム情報学会 担当:仲林 清,松居辰則,北村士朗,真嶋由貴恵, 加藤泰久,櫻井良樹(研究会委員会)
■テーマ:
eラーニング環境のデザインと組織マネージメント/
医療・看護・福祉分野におけるICT利用教育/一般■開催日時:
2012年5月18日(金) 10:00~17:55 (18:00~ 懇親会)
5月19日(土) 10:00~14:20■会 場:
放送大学(千葉市美浜区若葉2-11)西研究棟 8Fラウンジ
http://www.ouj.ac.jp/hp/gaiyo/gaiyo06.html
JR京葉線 海浜幕張,JR総武線 幕張,京成千葉線幕張 各徒歩15分

■主 旨:
本年度第1回研究会は,「eラーニング環境のデザインと組織マネージメント/医療・看護・福祉分野におけるICT利用教育/一般」のテーマで実施いたします.

「eラーニング環境のデザインと組織マネージメント」に関しては,eラーニングを複合的な教育研修メディアと捉える立場から,単なるWebによる教材配信にとどまらず,企業や大学における人材開発や組織マネージメントとの連携,学習コンテンツ設計,インストラクショナルデザイン,品質評価,学習者支援,ブレンデッドラーニング,インフォーマルラーニングなどの方法論,eラーニングツール,システム,実践環境に関する提案・開発・応用など幅広いトピックスに関するご発表を募集しました.

「医療・看護・福祉分野におけるICT利用教育」に関しては,これまで,人を対象とするこの分野には,コンピュータなどのICTの活用はなじまないとされてきました.しかし,一方では,マルチメディアを活用したeラーニングが多くの医療系大学や病院などに導入され,ICTを活用して膨大な知識の効率的な学習,新しい知識の定着医療・看護技術の習得などで,高い学習効果が得られたことが報告されています.また,医療人育成のために体系化された教育プログラムにこそeラーニングやICTの活用が効果的である,との声も聞かれるようになってきました.そこで本研究会では,医療・看護・福祉分野において求められている高い実践能力をもつ人材の育成やナレッジマネージメント,学習者支援,学習コンテンツの設計,インストラクショナルデザイン,医療サービスの質保証ならびに質評価,eラーニング教材制作,臨床や教育機関での実践・運営環境,著作権処理に関する様々なトピックを扱い,この分野における専門職教育に必要な知識や技能を習得するためのICT活用教育方法について,議論を進めていきたいと思います.

なお今回,放送大学 学長 岡部洋一 先生に特別講演をお願いいたしました.
本特別講演では,放送大学のICT教育支援の取り組みをお話しいただきます.放送大学では,放送番組のインターネット配信や,ソーシャルメディアを活用した教育支援に積極的に取り組んでいます.岡部先生ご自身もFacebook (http://www.facebook.com/yoichi.okabe), Twitter(__obake)で活発に情報発信を行われています.こちらも示唆に富んだお話しが期待されます.

多くの方々のご参加をお待ちしております.

■参加費:無料(資料代 1000円)

■参加申込み:
以下の事項を電子メールにてお送りください.当日の受付も可能ですが,
人数把握の都合上,できるだけ事前の申込をお願いいたします.

申込先: NTTシステムズ(株) 加藤 泰久
E-mail: y.kato@azb.nttls.co.jp

==== ここから ====
JSiSE 2012年度第1回研究会に参加します
1.氏名
2.所属
3.電子メールアドレス
4.懇親会に 参加する ・ 参加しない (一方を残してください)
5月18日(金)研究会終了後,懇親会を開催する予定です.会費は4~5000円の予定です.
==== ここまで ====

■プログラム
発表時間: 25分(発表17分,質疑8分),○は登壇者

5月18日(金)

【セッション1】10:00~11:40(4件)

1. クラウドeラーニングによるクラウド環境構築技術の教育
○松本 哲(神戸大学)・今井恒雄(京都情報大学院大学)

2. IMS Learning Designを活用した学習支援システムの提案
○喜久川功・有富智世(富士常葉大学)

3. SCORM 2004に対応したMoodle活動モジュールのインタフェースの開発
○森本容介(放送大学)・仲林 清(千葉工業大学)・
杉山秀則・芝崎順司(放送大学)

4. アンケート調査に見るSCORM規格普及の現状と課題
○仲林 清(千葉工業大学)

(昼休み60分)

【セッション2】12:40~14:20(4件)

5. ePub形式の電子教科書とスマートフォンを用いた教育システムの構築
○奥田茂人・田中恵子(京都情報大学院大学)・
前納一希(京都コンピュータ学院)・水谷 亨(京都情報大学院大学)・
河地裕介(大阪大学院法)・江見圭司(京都情報大学院大学)

6. 無線LANルータとスマートフォンによる発展途上国の初等教育
○田中恵子,奥田茂人(京都情報大学院大学)・
前納一希(京都コンピュータ学院)・水谷 亨(京都情報大学院大学)・
河地裕介(大阪大学院法)・江見圭司(京都情報大学院大学)

7. 「学力×人間力」という積で評価するのか?
○江見圭司(京都情報大学院大学)

8. The old-age support learning and development of knowledge base
construction Laszlo PETHO (Lora’nd Eo”tvo”s University)

(休憩10分)

【セッション3】14:30~15:30

特別講演:放送大学におけるICT教育支援
岡部洋一(放送大学)

(休憩10分)

【セッション4】15:40~17:55(5件)

9. データマイニングを用いる学習アドバイザー支援システムの検討
○豊川和治(日本大学)

10. 連携教育を支援するユーザの検索意図に基づいた検索システム
○長瀬 大(兵庫教育大学)・大森康正・川崎直哉(上越教育大学)

11. 知識技能のアウトプットに着目した薬物療法判断能力育成プログラムの開発と実践
○大津史子・永松 正・長谷川洋一・灘井雅行・後藤伸之(名城大学薬学部)

12. 化学構造式学習支援用ソフト「薬兵衛」の作成と試用について
○齋藤充生・平 郁子(帝京平成大学)・頭島 武(環境未来株式会社)・
石井 竹夫・稲津 教久・林 譲(帝京平成大学)

13. 社会福祉健康文化ICF社会モデルにおける教育情報の方向性について
(坂戸市・城西大学共同プロジェクト”eー水中リハビリ運動教室”を中心に)
水野加寿(城西大学)・鳥谷尾秀行(秀明大学)・渋井二三男(城西大学)

5月19日(土)

【セッション5】10:00~11:40(4件)

14. 医療系分野のeラーニングの実践を活性化する取り組み
○真嶋由貴恵・中村裕美子(大阪府立大学)・丹羽雅之(岐阜大学)・
柴田善幸(産業医科大学)

15. 内視鏡下鼻内手術の遠隔手術手技指導システム:身体技能伝承手法の提案
○山下樹里(産業技術総合研究所)・横山和則(医療法人健南会花クリニック南大通り)

16. eラーニングとシミュレーションとのハイブリッド教育に関する実践報告
○淺田義和・鈴木義彦・長谷川剛(自治医科大学)

17. 看護師の学び直し支援プログラム「ドコでもカレッジ」の現状と課題
○内宮律代・須藤陽子・飯田智恵(新潟県立看護大学)

(昼休み60分)

【セッション6】12:40~14:20(4件)

18. 看護基礎教育での自己学習支援の効果検証
○辻 慶子(北海道文教大学)・小松川 浩(千歳科学技術大学)

19. ICカード学生証連携レスポンスアナライザを用いた
TBLの効果と新たな課題 (医療系大学における実践)
○白嶋 章・宮崎拓也(株式会社 TERADA.LENON)・
鈴木玲子・常磐文枝(埼玉県立大学保健医療福祉学部)

20. 医療系分野での実習(診療面接・看護実習)における反応収集、
ふりかえりに活用できるPF-NOTEのご紹介
○島田 誠(株式会社 内田洋行)

21. 高等学校教科「情報」支援教材の試作
○高田和典(北海道大学大学院)