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会長就任あいさつ(2003)

教育システム情報学会会長/岡本敏雄

教育システム情報学会会長/岡本敏雄

教育システム情報学会の長い歴史の中で、歴代の会長、及びすべての会員のみなさま方のお陰を待ちまして、本学会も1000人を超える規模となりました。過去の伝統を踏まえ、かつ新しい活力のある学会にしていくために微力ではありますが、努力していきたいと思う所存です。

さて、新しい副会長として磯本征雄先生(名古屋市立大学)と小松秀圀氏(NTT-LS)にお願いをさせていただき、過日の理事会において承認、了解を頂きました。この新体制の元で、まずは学会の組織・機構の再検討をさせていただきました。そして、理事会の新たな常置委員会として、顕彰委員会と広報・WWW委員会を設けることといたしました。さらに、理事会管轄の時限付きタスク・フォースとして、情報教育特別委員会とe-Learning技術特別委員会も発足させて頂きました。なお、情報教育検討委員会は委員各位のご尽力により所期の目的を達成することができましたので、この委員会は廃止させて頂きました。

さて、今期の研究理念として次の5つの事柄を掲げさせていただき、学会活動を推進していきたく考えております。

  1. 先進教育情報システム(e-Learning等)の研究開発と推進
  2. 教育実践とその学術的理論化の重視(教授・学習論を含む)
  3. 情報教育に関する体系的研究
  4. 教育知識経営と新しい能力形成目標に対応した評価技術に関する研究
  5. 国際化と産官学連携の推進

本学会の質の充実、量の拡大を目指して、組織・機構を再編成し、わが国を代表する"教育と情報通信技術"に関わる学会を目指したく存じます。それには、関連諸学会・団体との協調連携を図りつつ、同時に本学会の特色を明確にしていく努力も必要でありましょう。特に、情報通信技術、知識処理技術、認知処理技術、情報メディア技術、高等教育、生涯教育、企業人教育といったキーワードは、本学会の主たる範疇として捉えるべき対象ではないかと考えます。また、学校教育に役立つ新しい情報システムの研究と実践も大切にしたいと考えます。

当面の具体的な学会活動としては、以下の項目を想定しております。

  • 年2回の学術シンポジュームの開催
  • 支部制度の強化(北陸・上信越支部、東北支部の新設)
  • 日本学術会議との連携の強化
  • 2年に1回程度の国際会議またはセミナーの開催
  • 年1回の英文ジャーナルの発刊
  • 学会誌の一層魅力ある内容の編集
  • 会員名簿の作成と会員への配布
  • 迅速な対応を図るため、理事会開催回数の増加
  • 研究部会の再編成(新設も含めて)

本学会が、ユニークな特色を有し、社会発展に対して有意義で、かつ高度な研究および研究者を擁する学会であるとの評価を国内外から得られるよう、理事各位および評議委員の皆様のお力とお知恵を拝借し、そして何よりも会員のみなさま方からのご意見を大切にしながら、教育システム情報学会会長の任を誠意務めていきたく考えております。どうかみなさま方のご支援とご協力を賜りますよう、ここにお願いをさせていただく次第でございます。

最後に、来る高度情報通信社会は、人間の新しい能力開発とより健全な倫理が求められ、それを遂行できうる新しい教育のあり方、内容、形態、方法を開拓していかなければなりません。そのような研究、教育活動から生きた学術的な知恵が創出され、社会に還元されることを願っております。